712年に『古事記』、720年に『日本書紀』が中央政府によって編纂されています。その『古事記』の上巻、『日本書紀』の神代巻の半分までが出雲とその周辺を舞台にした出雲神話で占められています。 その中に八岐大蛇(やまたのおろち)という大蛇退治の話がでてきます。須佐之男命(すさのおのみこと)が出雲国で八塩折(やしおり)の酒を造り、大蛇を酔わせて退治しました。大蛇の尾からでてきた都牟刈(つむがり)の太刀は『天叢雲の剣』(あめのむらくものつるぎ)として皇位継承の三種の神器の一つになっています。 この大蛇を酔わせた八塩折の酒とは、いったん熟成した醪を搾って濾別した酒でさらに仕込むという作業を繰り返した酒で、非常に高度な技術を要します。また、当時の人たちがこうすることで、濃醇な酒ができることを知っていたことになります。 今日の出雲地方の酒も比較的濃醇であるという共通性に数千年の時代を超えた文化を感じさせます。 |
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出雲杜氏とは、もと秋鹿郡地方(松江市秋鹿町)より出た杜氏の総称です。秋鹿杜氏の起原はつまびらかでないが、今から百数十年前と考えられます。 従来は一子相伝的に継承されてきましたが、明治以降、組織だった研修法として酒造講習会が開催され、1916年には秋鹿杜氏組合が創立します。後に出雲杜氏組合と名称を改め、現在まで講習会が続けられています。 |
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